家庭教師を検討する

　自宅で学習しなければならない状態の人は、学校のように誰かに勉強を教わる機会がほとんどありません。そのため、自分の学習の進捗度を客観的に測ることができなかったり、学習を進める上でのサポートが不足していたりして、特に、独学の人の場合には、自信をなくしたり、学習意欲を喪失したりしている人もいると思います。

　そのため、自宅での独学だけでは勉強を進めることが難しいという人は、教育支援（学校以外の支援）を受けることが大切です。フリースクールやサポート校に入学するという選択肢もありますが、自宅で家庭教師による学習指導を受けたいと希望する人もいると思いますので、このページでは、家庭教師の選び方について考えてみましょう。

　不登校の人にも、様々な事情があります。人間関係が原因の不登校の場合、あまり他人と接したくないという人もいます。そのような人の場合には、家庭教師による指導はあまりおすすめできません。しかし、他人との接点を求めている不登校の人の場合には、家庭教師から勉強を教えてもらうことを検討してみることが大切です。

　家庭教師の利点としては、一対一で生徒個人の事情に応じたきめ細かな学習指導を受けることが出来るということです。ただし、教師との相性が合わない場合、家庭教師との人間関係が負担になってしまうこともあり得ます。

　そのため、家庭教師による指導を受ける場合には、相性の良い家庭教師を選ぶことが大切です。特に、不登校の人が家庭教師による指導を受ける場合は、不登校に対して理解のある家庭教師による学習指導が受けられることが望ましいと思います。不登校である旨を家庭教師の会社に伝えたうえで、不登校に配慮した形のサービスが受けられるのかという点について確認してみることが大切です。

　家庭教師による指導を受ける場合、よく言われることは、家庭教師にかかる費用は学習塾より高いという事です。家庭の経済事情を考慮し、家庭教師を依頼することが困難な場合には、独学で問題集などを使った学習に懸命に取り組むとともに、場合によっては、「インターネット学習塾」などを活用する事をおすすめします。