勉強時間確保の対策

 不登校の人が自宅で勉強をするときに、一日どれくらいの時間勉強すればよいのかという事について悩む人が多いと思います。また、不登校になる前と比べて、様々な理由で、勉強が思うように進まなかったり、時間をかけたまとまった学習が困難になってしまったりして、悩んでいる人も多いと思います。

 

 「一日何時間勉強をするべきか」という問いについては、個人の勉強のペースや、勉強の進み具合によって違うという事しか答えることができないのですが、学校に行かない分だけ、自宅学習の時間は他の人より多めに取る事が必須になるとは思います。

調子の悪いときは無理しないように!

 不登校の人の中には、心理的に不安定な人、病気で苦しんでいる人も多くいます。そのため、勉強時間を無理に取りすぎる事で、体調を崩したりする可能性もあるので、自分の体調のことを第一に考え、無理しすぎないことが大切です。

 

 また、学習が遅れることを心配し、不安に思っている人が多いと思いますが、心理的に不安定な状態になっていたり、病気になっていたり、いじめのトラウマなどの影響がある状態で無理に学習しても、勉強に集中出来ない状態では学習内容も定着せず、むしろ体調の悪化などを招く要因になるので、自分の体調が悪いときはあまり無理をしないよう、休みを入れながら少しずつ勉強してみましょう。

自分のペースを保って勉強しよう

 そして、体調が良いときには、学習の遅れを取り戻す勢いで勉強してみましょう。まずは、得意な教科、好きな教科から着実に学習を進めれば、自信を持って勢いよく勉強を進めることが出来ると思います。

 

 一般的に、学校の授業には無駄な部分も多いので、参考書や問題集を活用して無駄のない学習をすれば、少ない勉強時間でも、学習の遅れを取り戻す事は十分に可能だと思います。学校の授業が6時間くらいの学習時間に該当すると仮定すれば、それと同じくらいの学習時間を確保すれば、やり方によっては学校に通っている生徒と同じように勉強を理解する事は可能なはずです。

 ただし、体調がよいときにも、無理をしすぎることは禁物です。焦ることなく、自分のペースを保って学習に励むことが最も大切です。

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