勉強を通じて自信を深めよう

 たとえば、いじめなどの理由で不登校になっている人の場合、本当は学校で授業を受けたいという思いがあると思います。しかし、現状のところ、いじめによって学校で授業を受けられない状態になっていて、場合によっては学校の先生がいじめに対応してくれないという事もあると思います。

 

 そして、このような現状に対しては、勉強が好きな人ほど悔しい思いをしているのではないかと思います。 まず、このような場合、いじめられている人の学習の機会を保障しようとしない学校や教育委員会に責任があります。まずは、いじめられているからといって自分を責めないでください。

勉強は、多様な生き方の中の一つの選択。

 不登校の人の中には、勉強が好きな人もいれば、嫌いな人もいると思います。一人ひとりの生き方は、本来は人によって違うものですから、勉強ばかりが全てではないということも事実です。

 

 しかし、一方で、「勉強が全てではない」ということは「勉強は意味が無い」ということとは違います。「勉強が全てではない」というのは、「勉強以外の道もある」というだけで、「勉強したらいけない」というわけではありません。勉強したいという人が、自分の意志で、しっかりと勉強しようと考えることはすばらしい事だと思います。

 

 勉強を頑張ろうと意志を持って努力しようとすれば、周囲の人の中には、その意志を踏みにじるような事を言う人もいるかもしれません。

 あるいは、学校の先生が、いじめを放置するなどして、不登校の人が勉強したくても出来ない環境をつくっているのに、口先だけ「勉強を頑張りましょう」と言ったり、的外れのアドバイスをしているかもしれません。

 

 ただ、学校の先生や周囲の人たちの話は、いったん別の問題としておいておき、自分の本当の意志とはどういうものなのかという事を考えてみて、その上で、「やっぱり自分には勉強が必要」と思う人は多いと思います。不登校の人の場合、学校を活用する事はほとんどできませんが、自分にあった方法で、自分の希望で、勉強を進めることは十分に可能です。このサイトが、そうした不登校の皆さんの助けとなって、不登校の皆さんが勉強を通じて自信を深めることができれば幸いに思います。

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